う〜、まずい?

う〜、まずい?

だいぶ前の話ですが、青汁が初めてテレビコマーシャルでとりあげられた時の出演者の言ったフレーズが、う〜、まずい。もう一杯!というものでした。その後別のメーカーから出た青汁もケールを原料としていて、はっきりいって、おいしいという味ではありません。でもこの2社は、いまもケールを使った青汁をつくっています。おいしい、飲みやすい、が主流となるなか、ケールにこだわる理由とはなんなのでしょうか。
ケールは、アブラナ科の野菜で、きゃべつやブロッコリーの仲間です。別名、葉きゃべつともよばれています。ヨーロッパでは紀元前から栽培されていて、日本には江戸時代に伝えられました。わたしたちにはなじみがありませんが、実はとても歴史のある野菜なのですね。でもケールはスーパーや八百屋さんでは見ることはありません。理由は、ケールには独特のにおいや苦みがあって、調理には向いていないからです。しかし、ケールは、ずば抜けて栄養価の高い野菜です。そこでこの栄養価に目をつけて、ケールのしぼり汁を飲めば滋養強壮になる、ということで、青汁が誕生しました。いまから60年も前のことだそうです。

 

ケールにはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれていますが、とくに栄養価の高いのが、葉酸、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カルシウムです。そのほか、メラトニン、ルチン、スルフォラファンなど健康によい成分がはいっています。
ケールの健康効果は、アンチエイジング(カロテン、ビタミンC、ビタミンEの抗酸化作用による)、不眠の改善(メラトニンが睡眠のリズムを整える)、目の健康保持(ルチンが紫外線から目を守る)、腸内環境の改善(豊富な食物繊維が腸内を掃除する)、骨粗しょう症の予防(カルシウムが骨を丈夫にする)、がんや生活習慣病の予防(スルフォラファンのデトックス効果による)と多岐にわたります。
からだにとてもよいケールの青汁ですが、欠点があります。それは青臭くてクセがつよいという点です。でも大丈夫。はちみつやレモンを混ぜると飲みやすくなりますよ。しかもケールに含まれるメラトニンとルチンの量は、他の青汁にくらべてダントツです。なので、不眠症や疲れ目で悩んでいる人にはもってこいなのです。

 

また、ケールだけに含まれる独特の成分もあります。イソチオシアネートは発がんの抑制に効果があります。
現代人の二人にひとりが、がんになるといわれる時代。あえて、青臭くて、まずいケールの青汁を選ぶことは、とても意味のあることなんですね。